◆◆◆ 工業用クロムめっきの発注の際の留意点について ◆◆◆ 工 　業　 用 　め　 っ　 き 区　　分 用　　途 めっき厚さ 　例(μｍ) 発注の際の留意点 　1.素材の際の留意点 ? ① めっきの容易な素材 　炭素鋼(低炭素鋼は最良)､クロム鋼､ニッケル鋼､ニッケルクロム鋼､普通鋳鉄､ニッケル､銅､銅合金､亜鉛合金｡ ② 特殊な前処理を必要とする素材 　ステンレス鋼、タングステン鋼、肌焼鋼、窒化鋼、アルミニウム合金。 ③ めっき不適当な素材 　タングステン、マンガンを多量に含有する鋼類。 ④ 素材の硬さについて 　クロムめっきによって水素脆性が生することは知られているが、一般に硬い素材ほどその影響が大となる。従って、素材を単純に硬くすることは避けるべきで、クロムめっきを施こす場合は、通常用いられている最適硬さより、ロックウェル硬度(HRc)で3～4低くし、58くらいを限度とする。めっき後のベーキング処理は硬度がHRc40以上の場合に行なわれることが望ましい。 ピストンリング ガソリンエンジン用 50 ディーゼル及び ガスエンジン用 100 工具 切削用 3 計測用 シャフト及び ジャーナル 一般機械用シャフト 30 内燃機関用シャフト 50 一般機械用ジャーナル その他機械部品 紡織機用部品 20 エンジンバルブ 5 一般機械部品 20 写真及び 印刷用品 フェロタイプ 5 フィルム加工用 10 印刷用ロール及び板 2

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