銀は硫化に対して弱く、空気中に含まれる各種ガスのため、表面が変色してきます。(空気酸化、腐食) 銀メッキにも、銀の特性は同じであるため空気酸化は避けられません。そのため酸化防止の方法がいろいろと 研究されていますが、絶対的に信頼のおける方法はないといわれています。 これまでは、保護メッキとして銀メッキの上に薄いロジウムメッキがされる方法がありましたが、 あくまでロジウムメッキとみなされます。 合金メッキにするのもひとつの方法ですが、銀と同等の色調と性質を持たせるには非常に困難です。
銀メッキはシアン化物のメッキ浴が中心です。 銀メッキでは銀の濃度が大きくなれば、浴の電気伝導度は良くなりますが均一電着性は悪くなります。
銀メッキには
無光沢銀メッキは銀独特の柔らかな白色を表現できるが、空気酸化が早く(保護状態が悪いと1週間で変色する) 塗装や変色止め(クロム酸処理)をすることが多いですが、それによって銀の柔らかな色調はかなり損なわれることになります。 光沢メッキは光沢剤を入れてメッキするものですが、銀の白さはあるものの、銀特有の柔らかな色調は損なわれることになります。 一般的な銀メッキの変色防止法
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